2014年3月12日水曜日

高蔵寺地区女性学級閉講式


法話 「 どうして!!   なぜ? 」密蔵院住職 田村圓心 

我々がお互いのことを、どれほど知っているのか?
知らないことが 80%  いや98%  。知っているとの思い込みで生活している。

自分の損得が生じる時、気がつく。夫婦なのに?。友人なのに?。家族なのに?。
どうしたんだろう?。


我々は、自分が正しいと思っています。 なぜか。一人一人が経験しているからです。
一人一人が正しいのです。間違った記憶をしていても。本人は、気がつかない。
相手が、おかしいと思う。

数学の考え方を得意としている人生の人が、国語の考え方を得意としている
人生の人と話しをしている時、数学の思考で、国語の話しを聞いていても、理解できません。


理解するためには、数学思考者は国語を、国語思考者は数学を少し学べば良い。
だから、学校では、数学、国語、理科、社会など多くを学ぶ。
( 実際は、全ての思考回路が総合的に働くのです。) 

生きている生命(いのち)は、数学の思考回路、国語の思考回路、理科の思考回路、
社会の思考回路など多くの回路が同時に複合して働く。しかし、苦手な思考回路もある。

その苦手な思考回路に、自分の損得が働いて、得意な思考回路を優先させる。
つまり、我が出します。

相手を理解できない自分に気がついた人は、今からでも遅くはありません。

「どうして? 」「 なぜ?  」と、学ぶこと、聴くこと、素直さ、今が大事。

はじめた時から、人生の幸福感が生み出されます。アップして行きます。
ただし、「自分を勘定に入れず」に、はじめることです。


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